セカンドオピニオン対応
重度歯周病でも
できるだけ「歯を残す」

- 原因菌を特定する「精密検査」
- お薬で治す「歯周内科治療」
- 抜歯を防ぐ「歯周組織再生療法」「歯周外科治療」
03-3357-4618
セカンドオピニオン対応
歯周病は、痛くもないのに歯がグラグラしてきて、やがて歯が抜けてしまうという恐ろしい病気です。
令和4年の厚生労働省による調査では、国民全体の47.9%の方に歯周病の兆候が見られたそうです。
実際「日本人が歯を失う原因」の中で、もっとも多いのは歯周病。まさに国民病といっても過言ではないでしょう。
しかし、歯周病の原因や治療法はすでに解明されています。
一度発症すると再発しやすい病気ですが、生活習慣の改善、原因菌に直接アプローチする治療法により、完治させることが可能です。
当院が提供する歯周病治療について、詳しくご紹介します。
歯周病は、歯茎の中で進行する病気。そのため、外から症状を把握することはできません。
また、歯周病の原因となる菌にはさまざまな種類があり、その細菌の種類によって効果的な治療法が異なります。
そこで当院では、「CT」や「科学的な検査」を活用して原因を正しく把握し、患者さんに合わせた治療をご提案しています。
歯周ポケットの深さで、歯周病の進行具合を図ることができます。
歯周ポケットの深さが4mm以上であれば、歯周病は進行していることになります。
お口の状況を詳細に撮影します。
磨き残し、噛み合わせの問題、歯並びの状態、治療後の変化などを確認し、患者さんと共有します。
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けてしまいます。
しかし、骨の様子は肉眼では分からないため「CT」を用いて撮影します。
一般的な歯科医院で使用されるレントゲン写真と比べて、CTでは立体的で鮮明な画像が得られます。
歯周病の原因菌の種類によっては、抗生物質の服用で改善できることがあります。
原因菌を特定後、抗生物質での治療が有効と判断した場合は、「ジスロマック」などの抗生物質を処方しています。
一般的な歯周病治療では、お口の中を6つのエリアに分けて、1エリアずつ治療を進めていきます。
そのため、1週間に1度の治療であれば、完治までにおよそ1~2ヶ月の期間が必要です。
しかし、歯周病菌は2週間ほどで増殖する傾向にあります。
治療を進めている途中に、すでに治したはずのエリアで歯周病が再発することも珍しくはありません。
これを予防するのが、「FMD(Full Mouth Disinfection)」という短期集中の歯周病治療です。
FMDでは、数回の治療で全ての歯を処置でき、抗生物質を使用して原因菌を徹底的に除菌します。
結果として、再発リスクも抑えられ、口腔健康を回復。
患者さんにとっても、便利で効果的な治療法と言えるでしょう。
歯周病が進み重度になると、歯を支えている骨が溶け、歯がグラグラしてきます。
この段階になると、歯科医院によっては抜歯を選択されます。
仮に歯科医院で抜かれなかったとしても、いずれは自然に抜け落ちてしまいます。
しかし、溶けた骨を再生できれば、歯も安定するので、抜歯せずに済みます。
当院ではこうした症例に対する治療方法として、骨を再生させる「歯周組織再生療法」を行っています。
歯周病で失われた骨や歯肉は、自ら再生する力を持っています。
しかし、骨が自然に再生したり、元通りになることはほぼありません。
それは、歯肉の再生するスピードが、骨と比べて圧倒的に速いから。
本来、骨が再生するべきであったスペースを歯肉が埋め尽くしてしまうのです。
そこで有効なのが「GTR」という治療法。
GTRでは「メンブレン」という人工膜で、骨が再生するスペースを覆います。これにより歯肉に邪魔されることなく骨が再生できます。
「エムドゲイン」や「リグロス」は、骨を再生させる特殊なたんぱく質を含んだ薬品です。
患部を切開し、骨が失われた部分にこれらの薬品を直接塗布すると、数ヶ月程度で骨が再生します。また、グラグラしていた歯を安定させる効果もあります。
下記の動画をご覧ください。エムドゲインが骨を再生させる様子を見ることができます。なお、「リグロス」は健康保険が適応されます。
歯周病が進行すると、通常の方法では奥深くにこびりついた歯石を取り除くことが難しくなります。そのまま放置すると、歯周病は悪化し、最終的には歯を失う可能性が高まります。そこで必要なのが「歯周外科治療」です。
この治療法では、歯周ポケットが深くなった部分を治療しやすくするために、歯肉を外科的に切開します。その後、奥底にこびりついた歯石を効果的に除去。
これにより歯周病の進行を抑制し、歯の健康を維持します。
「FOP法」は、歯周ポケットの深くに蓄積した歯石を効果的に除去する治療法です。
この治療法では、まず歯茎を切開し、歯石を取り除いた後に再度縫合します。
歯石や汚れを除去することで炎症が改善し、歯周ポケットの深さが徐々に減少していきます。
当院では、一人の患者さんに毎回同じ歯科衛生士がつく「衛生士担当制」を導入しています。
歯周病治療では、歯科衛生士が生活習慣の改善指導を行いますが、毎回同じ歯科衛生士が担当することで、より患者さんに悩みや症状に合ったアドバイスができます。そして、健康を維持する「メインテナンス」をしっかりサポートしていきます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。